今回は、同じクラスの同じ班の、アイちゃんのお話です。
このアイちゃんが、気の弱い娘に意地悪なことを言ったり、意地悪をしたり、よくないことをやるよう唆したりしているようなのです。問題は、このアイちゃんのことを娘が好きなこと。
家での様子がおかしい時は、この子が絡んでいることが多いのですが、娘は仲良くしたいようで、私は気を病んでいます。
※ 私の主観が強く、客観性に欠ける部分もあるかと思いますが、あくまで私が今感じていることで、特に幼稚園や相手の子にクレームを入れるつもりは全くありませんので、ご了承下さい。
目次 (Table des matières)
アイちゃんの印象
結論から言うと、この子にあまり良い印象はありません。
私が実際にこの子を見たのは、幼稚園で、一度ボランティアをした時のことです。子ども達は皆んな園庭で遊んでいて、私と別のボランティアの親御さんは教室内にいました。
そこから外を見ていた時のこと。娘が目入ったので、そのまま見ていると、娘とそのアイちゃん達グループが輪になり、リップクリームの塗り合いっこをしていました。(そんなことやってるから風邪をもらってくるんだ、が心の声です。)すると、娘が渡すのを嫌がっているのに、娘のリップクリームを何度も力ずくで奪い取ろうとしているアイちゃんの姿が目に入りました。まるで、自分の持ち物を取り返そうとしているかのようでした。娘のものなのに…。
また、娘から聞いたイリちゃんの印象は、リーダー気質でおませさんです。
マニュキュアをしてきたり、アクセサリーを付けたりして登園するおませなイリちゃんに、娘は憧れています。リップクリームを欲しがり幼稚園に持って行くようになったのも、どうやら、この子影響のようです。
ちなみに、娘の幼稚園ではマニュキュアは禁止ではないようですが、常識のあるお義母さんは、私と同じ意見で、幼稚園にマニュキュアには反対しています。
娘に意地悪なアイちゃん
ある日のお迎えの時。しっかりと結んであげた髪の毛がほどけていました。
フランスでは、先生の手が足りないので、髪の毛を結んでくれていないことは特に気になりませんでしたが、なぜ髪の毛がほどけていたのかは気になりました。
娘に聞くと、「アイちゃんが、わざとほどいた。」と答えました。
リップを奪おうとする姿を見ているので、結んでいた髪の毛をわざとほどかれたと聞いた時は、「やっぱりそういう子なのかな。」という感想しかありませんでした。
また、まだオムツを付けて寝ている娘を、「赤ちゃんみたい」と馬鹿にしたりもしているようです。
お友達に唾を吐きかける
極め付けは、アイちゃんに別のお友達に唾を吐きかけるように唆され、一緒にやってしまったということです。
この日はずっと様子がおかしく、「何かあった?」と聞くと、「聞かないで!」と言って癇癪を何度も起こしました。私には言いづらかったようで、このことを夜に夫に打ち明けて、私は知ることになります。
娘の態度から、反省していることは明らかでした。自分のやってしまったことに苦しみ、それを中々言い出せなかったことに、かなり苦しんでいました。
先生からの呼び出しはなかったので、あまり詳しい状況はわかりませんが、親の都合の良いように解釈すると、悪戯を楽しんだというよりは、やってしまったことを後悔しているという感じでした。
母のもどかしい気持ち
最初は、やってしまったことを後悔し、苦しむ娘の姿を見て、アイちゃんへの怒りが沸々と湧いてきました。
そして、そんなアイちゃんが好きで、かばおうとする娘へもイライラしてきました。
親に好きな子を否定されたら悲しいのに、娘にその子をかばわせてしまいました。
そしてついに、頭では、娘の好きな子を否定してしまったら、娘はその子とのことについて話してくれなくなることはわかっていたのですが、つい否定的な事を口にしてしまいました。
実際、娘は先生に怒られたことを、夫に「お母さんには言わないで」と言って話したそうです。
子育てやコミュニュケーションの本を何冊か読んで、否定は絶対にしてはいけないと頭ではわかっていたのに、怒りがコントロール出来ずに、言ってはいけないことを口にしてしまった自分にも腹が立ちました。
母の気がかり
私が一番心配しているのは、今後このような苦しい気持ちを話せる大人がいなくなってしまうことです。
私はこの一件で、娘からの信頼を失ってしまったので、一旦身を引き、また信頼を積み重ねることに徹します。
そこで、父親(夫)の他にも、大好きなおばあちゃん(お義母さん)にも、色々な話をできるように、この一件を話し、協力をお願いしました。もし娘がこういったことを口にしたら、それとなく、私たちには話さないという風に伝えてもらうことにしました。もちろん、娘のいない所で話してもらいますが…。
とにかく、私に話しにくいことは、夫やお義母さんに話せるような環境を作るようにしています。
母の課題
怒りをコントロールすることと、否定しない習慣を作り、再び娘との間に信頼関係を築ける声かけやコミュニュケーションを取ることが、今の課題です。
忘れないように、何度も本を読み返して、それを行動に移せるように意識して生活するよう心がけます。
【夫婦の対立】娘の今後のお友達関係 へ続きます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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