夫のアルは、会社が有給とは別に「新年度の為の半休」をくれたみたいで、その休みを使って、一緒に幼稚園に登園しました。初日は、親も普段は入れない教室まで入れて、ちょこっと特別です。
この「新年度の為の半休」制度は、会社独自のもので、ない会社にはないようです。また、アルの会社では子どもの年齢も決められていて、中学生の子どもがいる同僚は、この半休をもらえなかったようです。「子どもの看病休暇」のように、共働き家庭しか使えない半休かと思いましたが、それは関係ないようで、父親も一緒に幼稚園に来てくれて、ののは嬉しかったようです。大手ではない会社なのに、我が家はラッキーです。
他の子たちは、どちらか片方の親が登園しているケースが多かったです。
この日ばかりは、普段はベビーシッターさんと一緒の子も、親と一緒だったりしました。
式典がなく、非日常を中々味わえないフランスでは、普段一緒に行けない親が一緒に登園することで、親子で非日常を楽しむのもひとつの手だなと思いました。
共働き家庭が多いフランスだからこそ、小さな子のいる家庭には、せめて新年度の初日だけでも親と一緒に幼稚園に通えるようにと配慮された、この半休制度は素晴らしいなと思いましたが、会社次第というのが残念です。
動画のフランス語解説
- 半休
une demi-journée de congé - « la maîtresse l’a prise »
= la maîtresse a pris Nono (=la)
直接目的語(のの = elle = la)が動詞の過去形(a pris)の前に置かれたので、直接目的語 la が過去分詞 pris と性数一致して、prise になっています。