今は子どもでもスマホを持っている時代で、時間を知らない人はいないかもしれません。なので、わざわざ不慣れなフランス語で、時間を聞くこともないかもしれませんが、もしかしたら、時間を聞かれた時ように、見ていってください。
私は、まだフランス語もよくわからない時に、かなりかしこまった言い方で時間を聞かれ、何を言っているのかわからずに固まった経験があります。その時は腕時計を示すジェスチャーで理解しましたが、このフランス語 « Auriez-vous l’heure? » は今までで一度しか耳にしたことがありません。話し言葉で、倒置疑問文に条件法はかなり珍しいかと…。このフレーズは、シーンとともにしっかりと覚えているフランス語のひとつです。
動画のフランス語解説
時間の聞き方として、一番オーソドックスな、 »Quelle heure est-il? » (話し言葉では « Il est quelle heure? »)は、「今何時?」という意味になります。どちらかというと、顔見知りの人に時間を聞く言い方で、見知らぬ人には使いません。
今回の動画で扱っている、 »avoir l’heure » はというと、「何時かわかる?」(腕時計とかで時間を知っている?)という意味で、顔見知りの人にも、見知らぬ人にも使えます。
- カジュアル(友達や子どもに対して)
Tu as l’heure?(←よりカジュアル)
As-tu l’heure?
何時かわかる? - 標準(敬語の関係値の人に対して)
Vous avez l’heure?(←くだけた話し言葉)
Avez-vous l’heure?
何時かわかりますか? - フォーマル(相手の地位が高い場合)
Vous auriez l’heure?
Auriez-vous l’heure?
何時かわかりますでしょうか?