夫、救急車で病院に運ばれるも放置される

今度は、実際に夫に起こった出来事です。
自転車で事故に遭い、救急車で病院に運ばれましたが、人手不足の為、数時間待たされました。その間に看護師さん達のシフトがかわり、引き継ぎがうまくなされず、忘れられ放置されることに…。

産婦人科医、診察を抜け出しヘルプで病院へ

これは、私のかかりつけの産婦人科の先生の診療所の待合室で、隣に座ったおばあちゃまから聞いたお話です。
診療所での診察中に、病院から呼び出されて、ヘルプで出て行ってしまうって、日本でもありますか。私は本当にびっくりしたのですが、こちらの人たちはそこまでな感じがして、その反応にもまた驚いています。

医者不足、予約が1年後の場合も

これも実際にお義母さんに起こった話で、レーシック手術が1年後と言われたそうです。視力が落ちてしまっているのに、1年待ちということで、眼鏡を新調していました。

医者不足、予約は1週間後から

これは、本当にあった話で、肌に問題があって皮膚科に電話したら、予約は早くて3ヶ月後と言われました。電話口でねばってみましたが、「緊急なら大学病院へ行くか、こまめに電話をして、予約にキャンセルが出ていないか確認する以外にはない。」と言われ電話を切られてしまいました。

フランスの深刻な医者不足

もう10年も住んでいると、具合が悪くてもすぐに診てもらえないフランスの医療制度にも慣れてきました。不満はありますが、もう諦めています。きっとそれも、私がまだ健康上の問題を抱えていないからだと思います。老後のこと考えると、頭の痛い問題です。

今回は、現状のフランスの医療制度を、私の経験とともにご紹介したいと思います。