フランスの2つの幼稚園に通い、日本の幼稚園で体験入園をさせてもらって、最近の子ども達の名前に触れる機会が増えました。そして、日本でもフランスでも流行りの名前には似た傾向があることに気づきました。
今回は、日本とフランスの子どもの名前について、私が気づいたことをご紹介したいと思います。
※ ↓ 同じ内容をフランス語の動画でも触れています。よかったら、見てみて下さい。↓
【日仏】最近の子どもの名前
日本で珍しくなってきた名前
フランスで珍しくなってきた名前
目次 (Table des matières)
人気の名前の共通点
私の肌感ですが、日本でもフランスでも、短めの名前の人気が高い気がします。
そして反対に、長めの名前の子はあまり多くない印象です。
特に、女の子の名前は、日本もフランスも、2文字(2音節)の子が多めだと感じています。
のの(長女)の現地の幼稚園だと、エマ、ロラ、エヴァといった2音節の子の名前は被っています。
ちなみに、エマはハーフっ子にも人気の名前のようです。
また、男の子でも短めの名前(2から3音節/2から3文字)が多めです。でも男の子の場合は、2音節(2文字)よりは、3音節(3文字)の子の方が、少し多めな気がします。
フランスで珍しくなってきている名前
フランスでは、男女共に複合ネームが珍しくなってきているような気がします。
複合ネームとは、例えば男性だと、Jean-Paul, Jean-Claude, Jean-Michel…、女性だと、Marie-Antoinette, Marie-José, Marie-Thérèse… のような2つの名前をくっつけてひとつにした名前のことです。
去年ののが通ったストラスブールの幼稚園には、150人を超える園児がいましたが、複合ネームは2人しかいませんでした。
また、私の周りの複合ネームの人は、私の親世代か祖父母世代の人ばかりです。
ちなみに、アル(夫・アルノー)は私と同世代(ゆとり世代)ですが、同級生や同僚に複合ネームはいないようです。また、アルの父さんとおじいちゃんとおばあちゃんは複合ネームですが、お母さんやおじさん(お母さんの兄)は複合ネームではありません。
日本で珍しくなってきている名前(男性編)
男の子の名前で、珍しくなってきている名前を、ピンポイントで挙げることはできませんが、日本の政治家の名前のような、昔からある一般的な名前を日本の男の子につけなくなったような気がします。
「太郎」って言われて思い浮かぶのは、「ピコ太郎」の他に、「麻生太郎」や「河野太郎」といった政治家ばかりです。
日本で珍しくなってきている名前(女性編)
日本の女の子は、「〇〇子」という名前を本当に聞かなくなったなという印象です。
私世代(ゆとり世代)だと、クラスに何人かはいましたが、もう少なくなってきた感じはしていました。
そして、娘の通った日本の幼稚園のクラスには、「〇〇子」ちゃんは一人もいませんでした。
女性の政治家にも「〇〇子」って多い気がしますが、伝統的な名前だからですかね。
おまけ
長めの外国語の名前だと、現地の人に正しく読まれてもらえなかったり、中々覚えてもらえないことが多いと聞きますが、私は「ユカ」と短い名前なので、フランスでもそこまで問題なく暮らせています。
私の短い名前は、そんな良い面もありますが、個人的には、小さい頃からずっと3文字の名前に憧れていました。3文字の名前の子って、あだ名がある子が多かったからです。色んな呼ばれ方があって、関係性によっても呼ばれ方が違くて、羨ましいなと思っていました。
だから、子ども達には絶対に短い2文字の名前は付けない、と決めていました。娘達のことをあだ名で呼べて、幸せです。
まとめ
日本とフランスの名前でしか比べられませんでしたが、短めの名前を好み、長めの名前はあまり好まれなくなっている傾向にあるというのが、私の個人的な感想です。
グローバル化で、どの国に行っても、名前を覚えてもらいやすいようにと、短めの名前を好む人が増えたのかもしれません。
名前には流行り廃りがありますが、中にはどの世代にもある名前もあって(例えば、パン屋さんで有名な « Paul » は、どの世代にも必ず1人はいる名前みたいです)、それも面白いなと思いました。
それでも私の憧れは、あだ名が付けられる(程度の長さの)名前。無い物ねだりなのかもしれませんが、これが私のこだわりです。
わかってくれる人がいると嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
クリックしていただけると、とても励みになります。