日仏 私たちのこんな夫婦喧嘩は世界共通?!(掃除編)

( C’est une version japonaise de l’article «Notre dispute de couple est-elle internationale? (concernant le nettoyage) ».)

新年早々、些細なことでちょっとした言い合いになってしまいました。シャワーから出てきた夫が、「シャワー室の床の一部がすごく汚くてカビが生え始めている。掃除しないと!」と一言。ここまで聞くと、100%夫が正しいのですが、なぜかここで私がブチギレ。そんないきさつを聞いて下さい。

本来なら掃除をキチンと行うのも専業主婦の仕事、とお怒りをいただくのを覚悟の上です。それでも納得がいかないので、このモヤモヤした気持ちを整理しながら書いていこうと思います。

問題点

シャワー室に、シャンプーやボディソープを吸盤で吊るす収納をしていました。それでも湿気が多い場所だからか、吸盤を別のものに変えても、すぐに落ちてしまうという問題がありました。

そこで、私はアルに壁に穴を開けて、ネジで止めてもいいかと打診しました。日本で賃貸の場合は、壁に穴をあけるのは避けるに越したことはないので、一応アルに確認です。

フランスでは、基本賃貸でも自由に色々出来ます。壁に穴を開けるのも許されています。ただ、アルはあらゆる壁に穴を開けたくないタイプ。アルの答えは予想通り「ダメ!」でした。

その日以来、様々なお風呂グッズが床に直置きになり、汚れが目立つ状態が続いていました。

夫の主張

専業主婦の私が掃除をするのは当たり前だと思っています。これには私も同意見です。

だから、掃除がしにくくても汚れているのなら、私が掃除をするべきだと主張します。これもまあ間違ってはいませんが、改善策を出している私からしたら納得がいきません。

私の主張

床にモノがあると掃除がしにくく汚れやすい。毎回掃除の度にプチストレスになるから、吸盤がダメなら、壁に穴を開けてネジで止めたいというのが、私の提案する改善策です。

それに対するアルの答えは「穴を開けるのはダメ!」。それならば別の解決策を出してとお願いするも、代替案は出さないくせに、「汚れが気になるから掃除して!」では、噛み合っていません。

現状改善(吊るす収納をして、床を掃除しやすくしたい)を求め、改善策(穴を開けてネジで止める)を出すも、それを却下。代替案を出さない上に、結果(掃除をして綺麗さを保つ)だけを求めるアル。

綺麗さを保つという結果だけを求めるのなら、口は出さずに、私のやり方に従って欲しい。口を出すのなら、一緒に意見も出してほしい。口を出すのに意見を出さないから問題がこじれている。これが私の主張です。そんなに間違ったことを言っていますか。

2歳児の反応

ちっちは言葉こそまだ沢山話しませんが、言っていることはほとんど理解しています。今回の言い争いの論点が「掃除」だということも、しっかりと理解していたようです。

そこで、ちっちはティッシュを持ってくると、おもむろに床やソファーを拭き出しました。どこかはまだ理解できなかったけれど、綺麗にすれば口喧嘩が終わると思ったのかもしれません。小さいながらも、自分ができることをやろうとする我が子に申し訳なかったなと思いました。

そんなちっちを見て、「かわいそうに~。」とアル。まるで、私に掃除をさせられているかのような物言いです。重苦しい空気を変えるつもりだったのかもしれませんが、この余計な一言がまた私の怒りを助長しました。

怒りを助長させる夫の言動

イライラの火に油を注ぐアルの言動は、主に2つです。

ひとつは、余計な一言か冗談でその場を凌ごうとすることです。平和主義者で争いごとが大嫌いなアルらしい切り抜け方ですが、真剣に話をしている私の気持ちを逆撫でします。

ふたつめは、謝らないということです。アルいわく、これはフランス人特有だそう。確かにフランス人は謝らない人が多いなと納得です。でも、謝らないでどうやって仲直りしているのかがとても気になります。

アルはというと、一旦言い争いが落ち着いたら、お互いに謝らなくても、さっさと自分だけ気持ちを切り替えて、何事なかったように別の話題に変えてしまいます。その気持ちの切り替えの速さは、アルの長所でもあります。しかし、まだ怒りの燻っている状態の時にそれをされると、また私の怒りに火が付いてしまい、ちょっとした冷戦状態になります。

そして数時間後、冷静になってから、悪かったこと、して欲しかったこと、何に対して怒ったのかをまとめ、謝ります。そして、私が謝ってから、アルが渋々と自分の非を認めるのがいつものパターンです。大体この流れで仲直りとなります。

反省点

娘の前で声を荒げて言い争いをしてしまって反省しています。穏やかなアルが普通の声で話してくれたのはせめてもの救いです。

私の悪いところは、すぐに感情的になってしまうところです。どうしても感情が昂ると大きな声になってしまいます。

これは、今後の私の課題です。感情をもう少しコントロールできないと、建設的な議論はできません。

次こそは、深呼吸を試して、昂った感情を抑えられるようにしていきたいです。

まとめ

このシャワー室の床が汚い問題で言い合うのは、2回目です。カッとなってしまっていては、何も解決せず、また同じことで言い争いイライラすることになる。今後、冷静な状態でもう一度話し合おうと思います。

夫は自分や娘のことだと、主体的に問題に取り組んでくれるのですが、掃除のような管轄外の問題は保留にして後回しにしがちです。もしかしたら、言わないだけで、私もそう思われているのかもしれませんね…。

これが、うちだけの問題なのか、夫婦ではよくあることなのか、国際結婚ならではなのかはわかりません。もし同じような経験をされた方がいたら、とても嬉しいです。共感してくださる方募集中です!笑


最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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